乳がん日記

乳がんの診断を受けてからの記録

入院4日目

2021年1月17日

手術日の朝にシャワーで頭を洗ったきり、洗髪をしていないため、もうすっかりベッタベタの髪に。

ドライシャンプーというスプレー式のを持って行っていたが、髪の毛ぺったんこ状態は回避できず。

 

看護師さんにシャンプーをお願いした。

 

日曜日ということで外来患者がいないので、午後は1階のスタバまで行ってみる。同じ病気で入院前している方のブログを読んでいたら、ご高齢なのに入院中も院内をウォーキングしたり、階段で7階まで上がったなんて書いてあったが、エレベーターで降りてコーヒー買っただけで、なんだかもうヘトヘト。わずか数日で、恐ろしく体力落ちてる…

 

毎食の食事を完食していたが、この日の昼くらいから、満腹感が半端なくなり、その上コーヒーも飲んでしまい、夕飯はご飯を一口も食べずに残した。

 

それにしても…入院から4日連続魚料理。

一度だけお昼に鶏肉が出たのが少量だけど美味しかった。

 

翌日から無差額のお部屋に移れると言われる。移ってもすぐに退院になりそうだけど、差額ベッド代すごいので助かるな。

 

入院3日目

2021年1月16日

この日も5:00には起床。2時間おきに起きているので、ぐっすり眠れていない。

朝イチで先生が来て、「ドレーンからの液がすごく少ないんだよね」と言われました。

 

そう手術をした右胸の脇から体液を外に出す管(ドレーン)が出ていまして、これがバッグ見たいのに入っていく仕組みなのです。

自分でポシェット見たいのを首から吊るして、そのバッグを持っている感じです。

 

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この体液の量は個人差がかなりあるようですが、私の場合はすでに15mlくらいしか出ていないようで、これがこの段階ではすごく少ないのだそう。

出る量が減るとドレーンを抜去して、そして退院へとなるので、「来週の半ばくらいには退院かも」と言われました。

 

長い人は2週間も量が減らないみたいなので、ずいぶん早い退院になるかもです。

 

少し歩いてみるように言われたものの、もろパジャマ姿だったので、外来患者がたくさんいる1階の売店などには行けず、病棟にある自販機までの往復のみになってしまいました。明日は日曜だから1階まで行ってみよう。

 

この日も朝食から夕飯まで完食しましたが、これだけ動いてないのに、この量を食べてるのはまずいかも。

下っ腹がぽっこり明らかに出てきています。わずか1日で!

 

 

入院2日目(手術の日)

2021年1月15日

結局、やはり緊張もしていたのか、4:30くらいには目が覚めてしまい、寝不足状態で手術に臨むことに。

 

朝までパキ!…ミシミシはなり続け、7:00過ぎに到着した主人にも聞いてもらいました。

看護師さん達は半袖で働いているくらいなので、院内は病室も含めて空調をつけなくても常に26度くらいあってとても暖かい。(冷房を入れるほどです)

この日は昨日比べて昨日がマイナス6度くらい下がったので、温度差で木がミシミシなっているようでした。

 

朝一番の手術だったので、指定された飲み物を6:00までに飲んで、消毒で手術部を念入りに洗ったり、7:00には先生が来て、マジックで色々胸に描かれたり、色々しているうちにあっという間に手術室へ入る時間に。。

 

入ったら、手際よく点滴が始まり、先生が「何の音楽流してほしい?」と聞くので「最近の流行ってるのでいいですよ」と答え、優里のドライフラワーが流れてきたところで酸素マスクをつけられ2・3回深呼吸したところまでしか記憶がない…

 

手術が終了して起こされた時、朝だと勘違いして「寝坊しちゃった!寝坊した!」と叫んだ記憶があります。よーく見たら手術台の上のあのライトが見えて、「あ、手術終わったんだ」と思うと同時に涙がツーっと出てきました。

 

しばらく回復室で安静にしてから病室に戻るって聞いていたのに…ガラガラ運ばれて、もう病室に戻っていました。

 

主人が話しかけてくれてますが、何だか朦朧としていて返事が覚束ない。

先生から説明があり、リンパ節への転移もなし、出血もかなり微量しかなく無事に終わったと聞きました。

摘出した部分の細胞診の結果は2〜3週間後になるとのこと。。浸潤がんが見つからないよう祈るしかない。

 

確か点滴をし、足にはマッサージをする機械をつけ、尿も管が入っている状態で部屋に戻っているはずなんだけど。

さっきからなんだか猛烈にトイレに行きたい感じがする〜。

看護師さんに聞いたら「管もう外しちゃってるんですよ」って。えー!

あと1時間したらお水も飲めるようになるので、そのタイミングで歩行も試してみましょうか。と言われ、さらにトイレ我慢。

 

漏れそうでした(汗)

トイレはベッドのすぐ横なのに、それで立っただけで軽く貧血気味になり、即ダウン。

 

主人に曰く、イビキをかいて寝ていたそうです。

 

携帯も渡してもらったのですが、知り合いに連絡する力もなく、携帯を握ったままずっと寝ていました。

せっかく来てくれた主人ともほとんど話すこともできないまま、16:00頃に帰って行きました。

 

夕方、トイレに立ってみると…あれ?寝てるより全然身体を起こしてる方が楽!

部屋の中をあちこちスタスタ歩いてるうちにすっかり元気を取り戻し、夕飯も完食。

 

この日の夜は例のラップ音はなくなりましたが、横になると少し痛みがあって、動くと痛いため寝返りが打てず。

腰が痛くなるので2時間おきくらいに起きて、腰をほぐしていました。

なかなか朝まで熟睡とはいかないなー。

入院1日目(手術前日)

入院までの経緯は終わりまして、あっという間に入院となりました。

 

2021年1月14日

コロナの影響もあるため付き添いは1名のみ、入院・手術・退院の日しか来れません。

主人に車で送ってもらい10時に入院。

全室個室なので、不自由なことはなさそうです。

 

ここまでコロナに罹っては大変なので、とても用事してきましたが、最初の検温が37.2度。

この日は暖かく、部屋の温度が27度以上あり、とても暑かったので、少し涼しくしてから測り直すことに。ヒヤヒヤ。

これで入院できないとか言われたらどうしよう。

なんとか36℃台に落ちて、大丈夫なのを見届けて、主人は帰宅。

 

14:00に明日の手術時に同時に行うセンチネルリンパ節生検のためのアイソトープを乳輪から注射し、その後レントゲンの撮影。

これを目印にセンチネルリンパ節を探し出すそうです。

万一これでリンパ節にがんが転移しているようだと、腋窩リンパ節郭清まで行うのだそうです。

 

夜は手術で緊張して寝れない場合もあるので、その場合は睡眠薬を出すと言われましたが、普段寝れないことはないので大丈夫だと思い、22:00前に就寝。

 

…パキ!…ミシ…ミシ…

 

部屋の隅から、なんだか分からないラップ音(しかも大きい音)が1分起きくらいになり続けて、気になって全く寝付けない!!

 

結局0時過ぎに、ナースコールをし、睡眠薬をもらい、なんとか眠りにつきました。

 

検査・検査・最終診察

2021年1月

年が明け早々、4日MRI、5日エコー検査&麻酔科の説明、6日に最終の手術内容についての診察と3日連続病院へ。

病院が会社からそれほど遠くないので、4日・5日は半休で出社する予定でしたが、コロナの状況を見て、年末に上司からもう会社には来なくて良いと言われ、年明けからずっと在宅勤務。

 

6日は初めて主人も病院についてきてくれました。

問題は乳輪乳頭を温存するかどうか。。大学病院のでも「残せないことはない、でも残すことで再発する可能性もある」というニュアンスで言われていて、こちらでも同じような感じ。マンモグラフィーでは、乳頭から割と近いところにポチッとあるので、もう思い切って取ることにしました。。

 

先生とはこの3回会っただけ、次は手術当日へ。

 

この日から、手術前日までは、お風呂に入るたびに「もうなくなるんだなー」とじんわりしてしまったり、手術に対する不安が少しずつ膨らんで緊張していました。

B病院へセカンドオピニオン

2020年12月9日

 

セカンドオピニオンを受けるため、もう一つのB病院へ。

大学病院のからもらったデータを見る限りでは、こちらも同じ診断で、やはり全摘。

再建の話や入院の期間などを聞きました。

先生は男性で、割とあっけらかんとした方で、それが逆に深刻にならずにどんどん決めてしまえたところもあります。

 

コロナの影響で手術がすぐには受けられないかと思いきや、1ヶ月後にも受けれること、入院期間が大学病院よりも経過次第だけど短いこと、そして何よりもこの先生の口コミがすごく良かったこともあって、もうその場で手術の予定、次の診察や検査の予約などをトントンと進めました。

 

慎重な主人には、「よくまぁそんなスピードで決めていけるね」と驚かれましたが、怖いことを先延ばしにはしたくなかった。

 

一応、こちらの病院で手術をすることに決めたと伝えに行くため、12月16日にまた大学病院のへ行き、その足でまたB病院へ行って診察。

手術前の検査ということで、マンモグラフィー→診察→形成外科の診察→麻酔の予約→検尿・採血→心電図→MRIの説明→レントゲンとグルグル病院を周り、終わったのは夕方…長い道のり。

次はまた検査のため1月に来院することになりました。

 

セカンドオピニオン

昨日、手術を受けました。痛みは少しありますが、帝王切開を2回経験してしているので、それと比べれば大丈夫な感じです。

手術の話は後ほど詳細を記載するとして、話が前後してしまいますが、セカンドオピニオンについて遡ります。

 

2020年11月25日

前回の告知を受けてから1週間で色々考えないといけない…考えると鬱々してしまうけども…

非浸潤がんは全摘が必要だけれども、予後の良いがん…

もっと大変な治療をしている方達もたくさんいる…

 

ネットで色々調べると怖くなるので、一旦は病院でもらった何冊かの冊子を読んで、質問事項をまとめて、25日に臨むことにしました。

 

ここの病院も決して悪くはないのだけど、命に関わることでもあるので、そう簡単に決めていいの?と思い、セカンドオピニオンも受けようと決めました。

でも、じゃあどこの病院のどの先生がいいの?知り合いに乳がんの人もおらず、困っていたら、会社の上司のお友達が乳がんの手術を受けた人がいるということで、どこの病院の何先生かその方に聞いてくれました。

 

ネットでその先生を調べると、良い口コミばかりが。知らない方からお聞きした先生ではあるけども、この先生指名でセカンドオピニオンをお願いしようと思いました。

もうやるしかない、と受け入れたら、トントン決めていってしまいたいと思うように。コロナ感染者もまた増え出した頃で、果たして手術してくれるのかかは分からないけど…

 

そして病院へ。

セカンドオピニオンは受けたいと思ってはいるが、この大学病院での手術も視野に入れていたので、より詳細な話を色々聞きました。

先生は快くセカンドオピニオンの紹介状や必要なデータなどを準備してくれました。

大学病院で手術する場合は、PET-CTという全身に癌がないかの検査があるが、保険適用でできるし、受けるかどうかを聞かれ、この際なので受けることにしました。

 

2020年11月27日

大学病院にてPET-CTを受けました。造影剤を注射してから、1時間くらい待って検査でしたが、その間できるだけお水を飲むように言われ。

検査前にトイレに行ったのですが、検査自体が20分以上かかり、検査中またトイレに行きたくなり、必死に我慢…

この日、先生が用意して置いてくれた紹介状やデータを受け取り、セカンドオピニオンの病院へ連絡をしました。